これは、
東京・神奈川に出店している
”都市型小型食品スーパー”
ですね。
コンビニでもなく…、
スーパーでもなく…、
両方のいいとこ取りをしたようなお店です。
「まいばすけっと」は、
イオングループのひとつで、
店舗数は765店舗。
2019年2月期の売上高は、
1,537億円。
前期比10%増となっています。
そんな
「まいばすけっと」
の戦略が、
”直営店戦略”
と
”ドミナント戦略”
です。
”ドミナント戦略”とは、
地域を絞って、集中的に出店する戦略で
コンビニのお家芸ですよね。
集中することで、
知名度の向上を図ると共に、
輸送コストを下げるなど、コスト削減効果があります。
たとえば、
私の事務所の周りには、
セブンイレブンが3店舗もあって、
それぞれの距離は、かなり近いです。
それでも出店するのは、
”人の流れ”
が違うから。
駅の出口から
右に行く人、
左に行く人、
それぞれの方向に店舗を設置することで、
売る機会を逃さないのです。
右・左、
どちらか一方にしか店舗がないと、
反対側に行く人は、
「めんどくさいし…、まぁ…いっか…」
となってしまうんですね。
だから、
交差点の四つ角がすべてセブンイレブン!
なんてこともあるわけです。
大切なのは、
距離ではなく、
”人の流れ”
なんですね。
そして、
もうひとつの戦略が、
”直営店戦略”
いま、コンビニのフランチャイズ契約が
いろいろと問題になっていますよね。
営業時間の問題から始まり、
人員の確保、
賞味期限が近づいた弁当の値引き販売など、
本部と加盟店で意見が対立。
本業に集中すべきところを、
それ以外の問題で時間で割かれていますが、
「まいばすけっと」は、
全店が直営店であるため、
コントロールしやすい状態にあります。
たとえば、
人手不足の問題であれば、
働く店舗を日によって選べる、
なんてことも可能です。
今日は学校近くのA店、
明日は自宅近くのB店、
といった感じで、
効率的に働くことが可能なんですね。
これは、
以前取り上げた、
北海道のセイコーマートにも通じる戦略ですよね。
ということで、
「まいばすけっと」の戦略を見てきたわけですが、
大切なことは、
”誰と戦うか?”
これを明確にすることなんですね。
たとえば、
「まいばすけっと」であれば、
おそらく、
「セブンイレブン」とは戦っていません。
国内店舗数21,010店の「セブンイレブン」には、
1,000店にも満たない「まいばすけっと」では敵いませんよね。
でも、
地域にあるスーパーであれば勝てる可能性はあります。
地域に密着したドミナント戦略で知名度を上げ、
直営店戦略で効率化を図ることで、
十分に戦うことができるわけです。
”誰と戦うか?”
これを明確にすることは、
どんな業種・業態であっても重要なことなんですね。
なぜなら、
戦う相手によって、戦略は変わってくるからです。
あなたの会社では、誰と戦っていますか?
そして、
その相手に対して有効な戦略を採っていますか?
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