”送料込み”は誰のため?

ネットショップの楽天は、

3月18日から、
3,980円以上の商品については、

”送料込み” 

の値段になるとのこと。

 

当初は、

”送料無料”

という表現でしたが、

誤解を生むとのことで、

”送料込み”

の表現に変更となりました。

 

楽天の三木谷浩史会長兼社長は、
決算発表の記者会見で、

 

「実質的には、送料込みでも、送料無料でも(同じ)

何となく、大変正直に言って、
エンドユーザーにとっては、送料無料の方が響きがいい。

でも、報道を受けて、誤解のないように(変更した)

すべてのものにはタダはない思う。
どこかでチャージしている。
だったら、送料込みの方が正直だし、分かりやすいのではないか」

 

というコメントをしています。

う~ん…、

これって、どうなんでしょうか?

 

私、個人的には、

”送料無料”と、

”送料込み”は、

だいぶ違いますけどね…。

 

”送料無料”は、エンドユーザーは負担しない。

”送料込み”は、エンドユーザーが負担する。

私は、こんなイメージです。
みなさんは、いかがでしょうか?

 

私から言わせれば、

”送料込み”に、

エンドユーザーのメリットはありません。

 

なぜなら、

便乗値上げされても分からない。
本体価格が分からないわけですからね。

 

また、

同じものを2つ以上買った場合にはどうなるのか?

”送料の二重取り?”

なんていうことも考えられるわけです。

 

また、

楽天にとってのお客さまである
店舗オーナーのためにもなっていません。

 

上記のような、
便乗値上げの疑いや、
複数購入する場合の割高感から、
楽天では買わないケースも想定されるからです。

 

さらには、

店舗オーナーが、
楽天に払うロイヤリティ(楽天にとっての売上)も、
送料込みに対しての金額になるでしょうから、
コスト増が予想されますよね。

 

つまり、

今回の”送料込み”は、

誰のためといったら…、

 

 

 

”楽天のため”

そんな気がしてしまうのは
私だけでしょうか…。

 

まぁ、

結果的に、
消費者が楽天から離れてしまったら、
楽天にもメリットがないわけですが…。

 

ということで、

おそらくですが、

三木谷浩史会長兼社長は
楽天で買い物はしないんでしょうね…。

 

自身が楽天で買い物をしていれば、
送料込みの弊害は、
容易に気がつくはずだと思うのです。

 

これだけネットが普及して、
ネットでの買い物が一般化され、
慣れた人たちからしたら、

わざわざ送料込みにしなくても、
送料を気にして買い物をしているはずだと思うのです。

 

むしろ、

本体価格が分からないことが、
私はイヤですけどね…。

送料込みにしなくても、
送料を大きく表示するなど、
やりようはいくらでもあったと思うのです…。

 

とはいえ、

なんだかんだいっても、

3月18日から、
3,980円以上は送料込み価格になります。

 

これで、

楽天がどうなるのか?

 

売上が増えたら…、

”三木谷さん、お見事!”

ですが…。

 

果たして、
消費者の反応はどうなるのでしょうか?

結果を楽しみに待ちましょう。

 

 

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