人手不足による時短営業、
恵方巻や、クリスマスケーキの販売ノルマ問題など、
昨年2019年は、
コンビニ本部と加盟店の関係性に
緊張感が走った年でもありました。
いま、
日本にコンビニは、
5万店超あります。
郵便局が、約2万5千ですから、
その倍以上のコンビニが
日本にはあるわけですよね。
数が増えれば、
当たり前ですが、
競争は激しくなる。
コンビニ各社は、
様々な知恵を絞って、
他社より一歩抜き出ようとしています。
そんな中、
ローソンの特集をテレビで観ました。
ちょっと前までは、
店舗数第2位だったローソンですが、
ファミリーマートと、サークルK・サンクスが統合したことで、
3位に後退。
一日当たりの平均売上(日販)では、
1位:セブンイレブン 65.9万円
2位:ローソン 54.3万円
3位:ファミリーマート 54.0万円
1位のセブンイレブンには、
10万円超の差をつけられています。
ということで、
店舗数・日販、
ともに、
なかなか1位に手が届かないローソンなんですが、
新たなコンビニスイーツを武器に、
逆転を狙っているようです。
そのテレビ番組では、
スイーツ開発の裏側も追っていたのですが
竹増貞信社長の
「尖がっているからこそ、マスに売れる」
この言葉は、
とても勉強になりました。
それまでのローソンでは、
スイーツの試作ができると…、
開発担当
↓
部長代理
↓
部長
↓
本部長補佐
↓
副本部長
↓
本部長
↓
社長
社長が試食するまでに、
これだけのチェックを経ていたそうです。
”THE・大企業”
って感じですよね。
これだけのチェックを経ると
どうなってしまうかというと…、
”無難になる”
チェックを経るごとに、
失敗しないように…、
社長に叱られないように…、
どんどん尖がった部分が削られていくわけです。
そこで、
竹増社長は、
開発担当
↓
社長
中間部分をすべて取り払って、
ダイレクトに試食できるようにしたのです。
すると…、
「バスチー」
「サクバタ」
「ホボクリム」
などの
大ヒット商品が誕生!
巻き返しへの足がかりを掴んだのです。
ということで、
物事を無難にしたければ、
やることはただひとつ。
”チェックを増やすこと”
社長に届くまでに、
チェックを増やせば増やすほど、
尖がった部分が削られ、無難になっていくのです。
しかし、
無難なものは、”無難でしかない”
ひっそりと消えていく運命にあることを
忘れてはいけません。
どんな業種・業態でも、
「おっ!」
そんな目を引く、尖がった部分は必要です。
もし、
「最近、うちの商品は尖がってないな…」
そう感じているのであれば、
チェックが多過ぎるのかもしれませんよ。
社長に届くまでの過程を
いま一度、見直してみましょう。
↓クリックして頂けると嬉しいです!(ランキングに飛びます。ご協力ありがとうございます。)
<無料>のメルマガでは、ブログでは書けない情報も公開しています!
経営が楽しくなる "ちょっとした差” 教えます。
”2作連続、Amazon<総合>ランキング1位獲得著者”
税理士・社外CFOパートナー村田栄樹の<経営メルマガ>
https://brutality-ex.jp/fx38664/iroha001
一緒に、よりよい経営を目指してみませんか?