コロナショックにより、
ANAの
2021年3月期は、
過去最大となる
約5,100億円の赤字見込み。
これを受けての記者会見が
先日行われました。
片野坂社長は、
「新しいビジネスモデルに変革し、
感染症の再来にも耐えられる
強靭なANAに生まれ変わりたい」
そうコメントし、
航空機削減などで、
今後2年間で4,000億円のコスト削減、
400人以上の社員を
家電量販店大手のノジマや、
小売りの成城石井など、
他社へ出向させる、
一般従業員については、
年収の3割カット、
希望退職者への
退職金割増、
これまでの顧客データを活かし、
旅行商品の販売、
東南アジアやオーストラリアなどを結ぶ、
国際線LCC(格安航空会社)の立ち上げ、
これらの
対策を行っていくそうです。
つまり、
ANAの航空事業は、
これまでの拡大路線をやめ、
縮小する方向に
舵を切るわけです。
当面の資金繰りには
問題ないとしながらも…、
もっと
抜本的な改革でなければ、
かなり厳しいと言わざるを得ない…、
そんな印象を受けました。
また、
片野坂社長は、
次のようにもコメントしています。
「公的支援は想定していない。
来年度はあらゆる手を打ち、
黒字化を実現したい」
まるで…、
「破綻したJALとは違うんですよ!」
そんなプライドが
見え隠れしていますよね。
そのJALも
当然ながら厳しい状況で、
決算の見込みは、
”2,300億円の赤字”
再上場後で初の赤字となる見込みです。
とはいえ、
赤字は
ANAの約半分…。
この違いは何かというと、
”投資の差”
ANAは
拡大路線でしたから、
バンバン投資を行っていました。
対して、
JALは、
破綻した後の復活ですからね…、
投資を抑えていたわけです。
なんとも…、
ANAにとっては
ホント、気の毒な状況です…。
ということで、
どんなに大きな企業でも、
”外部環境の大きな変化には逆らえない”
経営の難しさを改めて感じる
ANAとJALとの差でした。
しかしながら、
投資をしなければ
衰退が待っているだけです。
世の中の動きに関心を持って、
先読力を鍛えて、
少しでもリスクを減らす。
そして、
最後は、
”投資する勇気”
その背中を押すのが、
”数字”
「たぶん…、イケるでしょ!」
そんな勢いも
時には大切ですが、
最も客観的な数字で判断すること。
これに勝るものはありません。
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