倒産への足音…。

施工不良問題が発覚し、
業績が悪化している「レオパレス21」

 

アメリカの投資ファンドから
資金提供を受け、
経営再建を行っています。

 

そんな「レオパレス21」ですが、

賃貸アパートオーナーとの間で、
保証する賃料の見直しに入るようです。

 

「レオパレス21」では、

建築後の賃貸アパートを一括借り上げし、
入居者の有無にかかわらず、
オーナーに一定の家賃収入を保証するという、

 

いわゆる、

”サブリース契約”

 

これをセールス文句に
アパートオーナーを増やしてきたと
いわれています。

 

その保証を見直すということで…、

 

これは
揉める匂いしかしませんよね…。

 

そもそもの背景は、

”施工不良”

 

これにより、
入居率が下がり、
保証を維持できなくなったわけです。

 

そして…、

 

その施工不良物件の改修工事も
思うように進んでいない。

 

約22万戸の施工不良物件のうち、
改修が完了したのが、

”4万2千戸”

 

毎月500戸の改修を行っているそうですが、

まだまだ…、

時間が掛かりそうですよね。

 

ということで、

「レオパレス21」では、

春の住み替えシーズンをにらんで、
首都圏や都市部などを優先して、
改修工事をするそうです。

 

どこまでも…、

 

自分都合の会社…、

 

報道されていることが真実であれば、

失礼ながら
そう感じてしまいます。

 

”すべては自業自得”

自社のずさんな管理で、
財務状況が悪化したことが原因です。

 

保証を見直すことも…、

改修する順番変更も…、

 

アパートオーナーからすれば、

”それは私には関係ない”

 

「とっとと直せ!」

後回しにされる人たちは
そう言いたいでしょうね。

 

”自社の都合を押し付ける”

ビジネスでこれをやると、
終わりに近づきます。

 

理由は簡単で、

そんな会社とは
取引したくないからです。

 

とはいえ…、

 

”人の振り見て我が振り直せ”

知らず知らずのうちに、
自分都合で考えてしまう危険性は
誰にでもあります。

 

もちろん、
私にもです。

 

特に、

資金繰りが厳しくなってくると
この傾向が出やすいです。

 

”お客さま第一主義”

ではなく、

”資金繰り第一主義”

 

どうしても、
目先のお金のことに意識が向きがちです。

だからこその、

”ダム経営”

 

ダムに水を溜めるように、

”人もお金も設備も、すべてに余裕を持つ”

 

経営の神様である、
松下幸之助さんが言っていた考え方が
重要なんです。

 

もちろん、

ダムをつくるのは
簡単なことではありません。

 

むしろ、

難しい…。

 

しかし、

まずは、

”ダムをつくろうと思うこと”

 

思わない限り、
絶対につくれないのです。

 

そんなことを、
「レオパレス21」の報道から
思いました。

 

 

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