「御社では、いつ売上になるんですか?」
これは、
新規のクライアントによく聞く質問のひとつです。
売上計上の基本的な考え方は、
”実現主義”
です。
いつ売上が実現したのか?
商品を相手に引き渡したときなのか、
商品を出荷したときなのか、
相手の商品検収作業が終わったときなのか、
どの基準を採用するかをしっかりと考えて、
継続適用していかなければなりません。
いずれの場合も、
ポイントは”実現”です。
これには、
”実現主義の原則”
という会計の考え方があります。
この実現主義の考え方は、
経営においても、
とても大切なことを教えてくれています。
たとえば、
契約を取っただけで、
既に売上が実現したかのように錯覚をして、
お金をつかってしまったり、
ワンマン社長のあるあるですが、
ちょっと儲かったからといって、
高級車を買ってしまったり、
これらに、
きちんとした”実現”の裏付けがあれば問題ないのですが、
感覚で間違った行動をしてしまうことがあります。
また、
部下が頑張ってくれて、売上が実現できたとき、
部下が何も要求しないからといって、
何も還元しないのも、
実現主義の考えに反しています。
部下に対する賞罰にも、
きちんとした基準をつくった方がいいのです。
好き嫌いや、感情で評価してしまうと、
不公平な評価になり、
不平不満が溜まり、いつかそれが爆発します。
誰もが納得する基準をつくることで、
切磋琢磨を生み出す必要があるのです。
あなたの行動には、
”実現”という裏付けがありますか?
まだ、
”未実現”であれば、
慎重に行動する必要があります。
くれぐれも
悪い意味で調子に乗らないように!
(自戒を込めて…汗)
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