「実質一元・形式多元」
会計には、こんな言葉があります。
これはどういうことかというと、
元はひとつだけど、
その見せ方はひとつではない、
たくさんあるよ、
ということですね。
同じ会計データでも、
利害関係者の知りたいことは違います。
税務署であれば、正しい税金が計算されているのか?
債権者であれば、返済能力があるのか?
株主であれば、収益性や成長性があるのか?
それぞれの思惑を持って、
会計データを見るわけです。
それらをわかりやすく伝えるように、
その見せ方は変えていいわけですが、
”元はひとつ”です。
税務署には、税金が少なくなるように、利益を小さく、
債権者には、より多く借金ができるように、利益を大きく、
こんなことができたらいいのですが、
利益が変わってしまっている、元がひとつではないので、
当然ながらできません。
というか、
これは、脱税、あるいは、粉飾決算という犯罪ですよね…。
まぁ、これは論外として、
会計の世界では「実質一元・形式多元」
元はひとつだけど、見せ方はひとつではない、
という考え方があるのです。
私は、
この「実質一元・形式多元」を、
次のように読み替えて、実生活で応用しています。
それは、
「目的はひとつだが、手段はひとつではない」
ということです。
つまり、
”打てる手は、すべて打つ”
ということですね。
たとえば、
本を出版したいと思ったら、
出版セミナー・勉強会に参加する。
出版している友人に聞いてみる。
本をたくさん読む。
とりあえず書いてみる。
facebookなどのSNSで出版関係の人と友達になってみる。
出版社に企画書を送ってみる。
出版コンペに参加する。
などなど、
本を出版するためには、
方法はひとつではないですよね。
目的はひとつでも、
手段はひとつではない。
打てる手は、全部打ってみる。
「実質一元・形式多元」を、
こんな風に読み替えて、応用しています。
あなたは、
打てる手を全部打ってますか?
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