「いい会社とか、悪い会社とかはない。
あるのは、いい社長と悪い社長である」
これは、
経営コンサルタントの一倉定さんの言葉です。
企業がおかしくなるひとつの原因は、
社長の公私混同です。
特に、中小企業の場合は、
オーナー社長、つまり、「社長=株主」が多いので、
公私混同のワナに陥りやすいのです。
”会社のお金=社長のお金”
という錯覚が、
お金の使い方を派手にしてしまうのかもしれません。
企業が人の集合体である以上、
公私の区別をしっかりとつけることはとても大切です。
「なんで社長だけ…」
「なんで役員だけ…」
なんて目で見られだしたら、
企業は途端にダメになってしまいます。
「社長の高級車のために頑張ってるかと思うと、バカらしい」
この言葉は、
私の師匠である小宮一慶さんが、
倒産直前の会社で研修を行ったとき、
ある女性社員がポロッといったひとことだそうです。
まさに、従業員の本音ですよね。
公私混同している社長のために、
”頑張って仕事をしよう!”
なんて思う従業員は、まずいません。
公私混同で、一時はいい目をみたかもしれませんが、
結果的には大損、
場合によってはすべてを失うこともあるのです。
ただ、
”公私混同をしない”
言うのは簡単ですが、実行するのは
なかなかどうして…、難しいですよね。
公私混同をしない、ひとつの目安は、
”同じことを、自分以外の誰かがやったら許せるかどうか?”
です。
師匠の小宮一慶さんは、
個人的なお礼状などを出す場合には、
秘書に、お礼状と切手代62円を渡すそうです。
ついつい62円ぐらい…、
そう思ってしまいますが、
そういった細かいところから、
企業はおかしくなっていくんですね。
自分が思っている以上に、
従業員はよく見ています。
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